野生動物について

ヒグマ対策

定山渓自然の村周辺はヒグマの生息地になっており、利用者の皆様の安全確保のため、以下のような対策を施しています。

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自然の村利用に際して皆様へのお願い

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ヒグマの生態について

定山渓は温泉観光が有名な街ですが、一方で自然豊富な森林の街でもあります。 ここには数多くの野生動物が生息しており、当然、ヒグマも生活しています。
森の先住者は人間ではなく野生動物ということを忘れてはいけません。 野生の生息地に入るために人間はルールを守る必要があります。 特に、最近はヒグマに関する悲しい事故も相次いでいます。
定山渓自然の村周辺にもヒグマの足跡や爪痕などの痕跡も発見されています。 山に入る前に、十分にヒグマのことを学習し、注意しながらアウトドアライフをお楽しみください。

知ってみようヒグマのこと

北海道に生息しているのは"エゾヒグマ"です。
体重はオスの成獣で150~400kg、メスの成獣で100~130kgになりますので、大型の野生動物といえます。
肉食動物と思われがちですが、主な食料は草や木などの植物となっています。 動物質の食物もありますが、ほとんどはアリやハチなどの昆虫類です。

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クマとの事故を避けるために

出会わないことが重要です

通常、ヒグマは人を避けるように生活していて、滅多に人を襲うことはないと言われています。しかし、時として凶暴性を発揮する野生動物であることを覚えておいてください。

現地の情報に注意しよう

ヒグマ出没などの注意看板に従ってください。新しい足跡や糞などがあったら周りを警戒し、行動計画の変更をしましょう。無理な行動は危険です。

熊の餌場に注意しよう

ヒグマの1日は「食べる、移動・徘徊する、休息する」の繰り返しです。これに季節により交尾や子育て、冬ごもりの準備といった行動が加わります。個体によってテリトリーがあり、他のヒグマの進入をひどく拒みます。
テリトリーの中でも餌場は最も大切な場所です。その中に人間が入っていくことは非常に危険なのです。
ヒグマが好んで食べるのはミズバショウ、フキ、セリの草類。コクワ、ブドウ、ドングリ等の木の実。
動物類ではカエルやアリ、シカやサケ等。山に入ればどこに行ってもヒグマが食べるものがあると思ってください。また、トウモロコシや家畜など人里に近づくこともあります。

朝夕や夜など視界の悪い時は、野山・登山道・遊歩道などに立ち入るのをやめよう

人間もヒグマもお互いに辺りの様子が分かりづらい時の行動は危険です。

人間の存在をアピールしよう

人間の存在に気付いた場合、だいたいはヒグマの方が避けてくれますが、お互い気付かないまま至近距離で出会うと大変危険です。鈴や笛などで物音をたてながら歩くことは、人間の存在を知らせるためにとても有効です。

犬を連れて歩かない

せっかく人間の存在に気づいたヒグマが人間を避けようとしている場合でも、ヒグマの気配に気づいた犬が吠えかかると、ヒグマを興奮させてより危険を招くことになります。特にペットとして飼われている犬はヒグマに対しての訓練がされていないので注意してください。

危険なヒグマを生み出さない

人間の食べ物の味を知った熊は、人里に近づいて来るようになります。人間が出したゴミも同じです。ジュース一滴、お菓子の一欠片ですら、人間界の味を覚えさせることにつながります。 ゴミを捨てたり埋めたりするのも絶対にやめましょう。もちろん、餌を与えるなどはもってのほか。後から野山を訪れる人をも危険におとしいれることになります。

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ヒグマを目撃したら・出会ってしまったら

慌てないことが重要です。ヒグマに出くわして「慌てないで」というのはなかなか難しいかもしれませんが、それでもやはり冷静でいることを肝に銘じておいて ください。「山の中にいるときはいつでもヒグマと遭遇する可能性がある。」という心がけを常日頃持ち続けていれば、いざという時もより冷静でいられることでしょう。

まずは冷静に!

ヒグマを興奮させないことが重要です。その場からヒグマが立ち去るのを静かに待ちましょう。

近づかない!

遠くにいて、こちらに気づいていなければ静かに立ち去りましょう。
記念写真を撮ろうとしたり、かわいいからといって仔グマに近づくのは危険行為です。仔グマがいた場合、必ず近くに母グマもいて、我が子を守るために興奮・攻撃してくる可能性があります。また、エサは絶対に与えないでください。

走らない!騒がない!

動物は逃げるものに対し、追跡・攻撃する本能があると言われています。人間よりも速く走るヒグマから逃げ切るのは不可能だと言えます。また、立ち上がって鼻をヒクヒクさせるのは、相手が何者なのかを確認しようとしている行動です。ヒグマに対して人間がいることを知らせながら、ゆっくり後ずさりして立ち去ってください。

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万が一攻撃してきたら

突進と後退を繰り返し、地面を激しくたたく行動をすることがあります。たいていの場合は威嚇行動(ブラフチャージ)で、この時に慌てて大騒ぎすると本当の攻撃に転じることがあります。ここでも冷静を保つよう努めてください。

クマ撃退用スプレーを持っていたら~登山用品店などで入手できます。持っている場合は発射できる準備をしましょう。有効射程距離は4~5m程。熊が射程距離内に入ってきて、さらに接近してくる場合のみ最終手段として使用します。

また、北米の研究によって下記のようなことも言われています。
地面にうつぶせになり、両手を首の後ろに組みながら頭部やのど、腹部を守る。ザックがあれば背中を守るプロテクターとなります。抵抗してさらに激しい攻撃に転じるより、ヒグマが立ち去るまでじっと守っていた方が命が助かる確立が高いとされています。

ヒグマの目撃、遭遇情報は後の入山者やキャンパーの重要な情報源となりますので、最寄りの警察署や役所、森林管理署やキャンプ場管理事務所等にその時の状況を連絡してください。

参考文献:ヒグマとの遭遇回避と遭遇時の対応に関するマニュアル
(財)知床財団 事務局長・統括研究員 山中正実氏 文

このマニュアルは下記URLで一部を閲覧することができます。
http://www.shiretoko.or.jp/
知床自然センターホームページ(ヒグマとの遭遇回避と遭遇時の対処法)

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